北陸 栗津温泉 法師

TEL:0761-65-1111 (8:00~19:30)この年、この月、この日。「生涯中この一回の他にはあらず」1300年余り、当館が長らくお客様をお迎えしてきたおもてなしの覚悟でございます。愛され、磨かれ今日まで繋がった老舗宿の看板を後世に繋いでいく。いたずらにのれんを誇らず、常に初心を大切に決意を新たにお客様をお迎えさせていただきます。ご縁あって足を運んでいただいた皆様には安らぎある至福のひとときをお愉しみいただけると幸いでございます。奈良の都を中心に仏教が盛んになったころ。多くの名僧が人跡未到の高い山に登り厳しい修行を積むことで仙人の術を会得しようとしておりました。その一人が有名な泰澄大師でございます。泰澄大師が白山山頂で荒行を始めてからおよそ1年後のある夜。白山大権現が夢枕に立たれ、こう申されました。「この白山のふもとから山川を五、六里行った所に粟津という村がある。そこには薬師如来の慈悲による霊験あらたかな温泉がある。しかし、まだ誰1人として地中深く隠れたその霊泉のことを知らぬ。山を下りて村人と力を合わせて掘り起こし末永く人々のために役立てなさい。」神のお告げに従って粟津へ赴き、霊泉を掘り当てた大師は試しに病人を入浴させたところ長患いだった病が治りました。そこで大師はこれまでずっと身近に使えていた弟子の「雅亮法師」に一軒の湯治宿を建てさせ、その湯守りをまかせました。これが「法師」と呼ばれる宿の1300年余り続く歴史の始まりでございます。ちなみに。湯治宿を営んだ雅亮法師の亡き後は養子の五郎が善五郎を名乗り2代目を継承いたしました。この名は代々と継承されており現46代目も「法師善五郎」を名乗り当主を務めております。「本当にようこそお越しくださいました。」その感謝の気持ちと嬉しさをこめて点てる一服のお抹茶から法師のおもてなしは始まります。むろん流儀や作法など、堅苦しいことは一切抜きでございます。ちなみに、お茶菓子は銘を“抹茶月詩”と申しましてこれも法師にお迎えするお客様だけのためにあつらえでございます。旅のお疲れを癒すのにお抹茶はことに効き目が大きいと聞き及びます。お気に召したならば、どうぞご遠慮なく「もう一服・・・」とお命じくださいませ。

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